第96回 危機感

  • レポート
  • 2013.06.28

多くの経営者とお会いしていて、成功している、あるいは少なくとも経営難を乗り越えていく方々に共通するポイントは「危機感」です。

傍から見ていて、
・磐石である状況で手綱を緩めない。
・まだ大丈夫と思える状況で大胆なリストラをする。

たとえば磐石な場合でも、
・沈んだ場合に備えて手を打つ。
・好調な業績に従業員の気が緩むのを戒める。
と、いつも以上に警戒します。

たとえば業績が悪化した場合には
・「好転するかもしれない」より
「しないかもしれない」に合わせてリストラを進める。
という態度を取ります。

つまり、好調な場合もそうでない場合も危機感を失わない。
(ネガティブとは違います。)

どちらも重要なのですが、結構難しいですね。

好調であれば気が大きくなって贅沢してしまう。
悪化しても直視しないで先送りしてしまう。

私がすごいな、と思うお客様は、好調であればあるほど、
こんな良い決算書を見たら、こんな多額の預金残高を見たら、
従業員が安心してしまってよろしくない。
自分が経費を節約しろと言ってもただのケチだと思われかねない。
ちょっと困ったな。
などとおっしゃいます。

過去に大変な時期を経験されているがゆえに自然に出てくる言葉のようです。

また、業績が低調になった場合、危機感がある社長は、まだそこまでしなくても、というような対策を考え、社内で危機感を共有し、手を打っていきます。

この反面、これができずに経営難を乗り越えられないケースもあるのですが、それを整理すると次の2つだと思います。
「(A)感受性が乏しい」もしくは「(B)感じていても直視しない。」

表面的には両者は共通していて、
税金や銀行返済が滞っているのにきれいなオフィスでなにごともないかのようにしています。
ただ、その理由は違っていて、
(A)の場合、本当に社長以下よく理解していない。
(B)の場合、社長は気づいているが先送りしてしまっている。

運よくこれまでやってきた社長には(A)のようなケースは本当にあって、傍からお知らせしてもピンと来ません。
これまで大丈夫だったんですけど、的な反応になってしまう。

ただ、やはり多いのは(B)です。
どうしても後ろ向きな話になるので、わかっていても手をつけたくない。
もしかしたら回復するかもしれないし。
気持ちは十分に理解できます。

本当の危機になってからでは打てる手は限られますから、今好調、まだ大丈夫、という段階から常に危機感をもって対応していくことが重要です。

*********************** まとめ *****************************

危機でないときこそ危機感を持つ

*********************** あとがき ***************************
MicrosoftSurfaceを買いました。
タブレットとして、iPadよりも使いにくい。
パソコンとして、ノートPCよりも使いにくい。
慣れていないせいかもしれませんが、こんな印象を持ってしまいました。
MSが初めてハードをリリースする!ということに期待しすぎてしまったのかもしれません。

ちょっと残念。