あえてロボにしない
皆様
ご無沙汰しております。
会計業界は年末から3月の確定申告までが最繁忙期です。
ちょっと一休みして5月にまた3月決算企業の波が来ます。
ロボ部は繁忙期の効率化の準備もあって10月からずっと走り続けました。
忙しさにかまけてブログをさぼってしまいました、すみません。
さて今回のテーマですが、ロボは効率化を図るためのものですから、時には捨てることも必要です。
年末の業務の一つに住民税に関する手続きがあります。
昨年から社内のこの業務にロボを導入して効率化を図っています。
給与から天引きされる住民税は、毎年1月に会社が源泉徴収票とほぼ同じものを、従業員が住んでいる自治体に提出して決定され、その年の6月から徴収開始となります。
この提出も時代の流れにのって電子化されていて効率化が図られています。
(かつては印刷して自治体ごとに取りまとめ、封筒を用意して分別し、確認し、封をしということを日本全国分、提出期限日に社内総出でやっていて一大イベントでした。)
これ自体はロボ効果も相まってだいぶ楽になったのですが。
提出の後、各自治体で住民税の計算を行いその決定通知を受けます。
郵送だとお客様本人に行って、また回収に一手間かかる。
そこで、オンラインで直に私たち会計事務所が直接受け取れるようにしました。
ところが個人情報保護の観点からか、オンライン受信が簡単ではない。
まずメールに会社ごとのパスワードが通知され、ダウンロード時は通常のダウンロードに加え、このパスワードを登録していかなければなりません。
昨年はこのパスワードを入力してダウンロードをひとつづつ、ロボにやってもらいました。何日もロボは文句も言わずに黙って働いています。
今年も同じようにやるつもりでした。
すると部員の一人が、
「これ、ダウンロードソフトに一括インポートとかできないですかね。あ、できた。」
「一度に全部まとめてダウンロードできますね。繰り返さないから、ロボ要らないですね。」
ということで、今年は人が対応しましたが昨年よりはるかに簡単に完了することができました。
効率化が目的ですから工程の洗い出し、見直しは必須ですね。
その上で人がやったほうが良いことも中にはあるというお話でした。