第239回 耳の痛い話
- レポート
- 2025.05.31
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難しいことですが、自分の気に入らない話
にも耳を傾けないといけないな、と感じた
話です。
私達は新卒・中途ともに採用していますの
で面接をしますが、そのうち中途の方には
当然前職がありますからその話を伺います。
銀行のような他業界もありますが、同業で
ある会計事務所であることも少なくありま
せん。
その場合、
前の会計事務所はどんな所でしたか。
なぜ辞めた/辞めるのですか。
ということを伺うわけです。
そうするとそこそこ難のあることが多い。
もちろんまともなところもあるのですが、
管理というか経営がひどいことが多いので
す。
単に残業が多いとかに留まりません。
まぁ極めて多いことが多いのですがそれは
別にしても、どんな思想で何をやっている
のか所長以外誰も分からない。
もしかしたら所長自身も分かっていないの
かもしれない。
小規模経営が多い士業事務所特有の話かも
しれませんが、そんな所が少なくないので
す。
先輩がまとめて退職したので、十分な引継
ぎもないまま顧客に怒られながら対応を続
けた。
は良くある話。
それにはやむを得ない事情があったかもし
れません。
でも、所長が、
・文句を言ってきた人だけ昇給する
・気に入らない職員・辞意を伝えた職員を
無視する。
・担当が席を外したところでブラックな話
を顧客と決めてしまう。
といったような話を聞くと、さすがにダメ
でしょ、と。
たまたま資格を取ったに過ぎない人間が事
務所を立ち上げ、若い人や、人が良いメン
バーを巻き込んで好き勝手にやり続ける。
完全に同業者批判なので本来控えるべきな
のでしょうが、会計事務所業界にとっては
もちろん、社会的にも問題が大きく、有害
とすら言える状態になっていると感じます。
ただ、当の所長本人はそうは思っていない
でしょう。
さらに言えば、こんなことを書いている私
自身、自分は違うと思っているものの実際
は同じようなものかもしれません。
つまり、「あんただって同じでしょ」と言
われる可能性が十分にあって、うちを辞め
た元従業員が、他の会計事務所で私の問題
点を披露しているかもしれないわけです。
ですから、放っといてもこのような問題は
自然には解決されません。
そうであるなら、少なくとも自分が気に入
らないことも耳に届くようにして、冷静に
「あるべき」を考え、対処していく必要が
ありそうだ、と改めて思います。
私共では以前書いたように、毎月「改善提
案」なるものの提出を求めています。
パート・アルバイトを除く全社員ですから
毎月60件以上。
中には、
「そうは言ってもねぇ」「理屈から言えば
そうだけど現実的には」「なんで会社がそ
こまで」と思うようなものも出てくるわけ
ですが、そこでいったん踏みとどまって考
える。
すると、それにはそれなりの理由があって、
今は完全には応えられなくても、折り合い
を見つけて一歩前進するきっかけになるこ
とがあるわけです。
耳の痛い話もいったん受け止め、地道なこ
とを繰り返していくことで、少しはましに
なる。
できているかはわかりませんが、やらなく
てはいけないな、と改めて思いました、と
いう話でした。
■まとめ
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耳の痛い話もいったん受け止め、地道なこ
とを繰り返していくことで、少しはましに
なる(はず)。
■編集後記
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一口馬主続報です。
5/25(日)アルトゥームがフリーウェイス
テークスに出走するので東京競馬場(府中
)に応援に行ってきました。
レース名に関連するユーミン『中央フリー
ウェイ』に合わせての本馬場入場。
(♪中央フリーウェイ・・・
♪右に見える競馬場・・・
の競馬場=東京競馬場です。)
ドキドキしながら見守りましたが、直後の
G1レース(オークス)で優勝することに
なるシュタルケ騎手が乗ってくれたのに、
残念な結果に終わりました。
でもOK。
シュタルケ騎手はクラブに向けて「上位と
もそれほど差がなかった(略)このクラス
でも通用すると思いました」と慰めのコメ
ントをくれたし、
私自身、広々とした競馬場で半日、わぁわぁ
楽しんでいる多くの人たちに囲まれながら
心地よく過ごせましたから。