メルマガ「裏メニュー?」をリリースしました
- レポート
- 2025.06.15
会計事務所にもオプション商品のようなも
のがあり、それが裏メニューのようになっ
ていることもあります。
少々言い過ぎですが、うちの事務所の隠れ
たヒット商品という感じのこれもまさにそ
う。
一応HPには載せてはいるものの、全顧客
に導入するのも難しいので、基本的には「
〇〇はありますか?」と聞かれて「はい。
実はございまして・・・」といって出す感
じにしておりました。
https://www.ascinc.co.jp/cms/wp-content/uploads/shomentenpu.pdf
その際のご説明はこうです。
「税務調査になると、社長や幹部社員が2、
3日の単位でお時間を取られてしまいます。
当事務所料金が最低18万かかりますし、
多くの場合は追加納税が発生します。
嫌ですよね。
実はこの対処として、確定申告書に私達の
意見書(何を確認して、こんな相談を受け
て、前年からこんなことがありました、と
いったことを書いたもの)を付けると、調
査省略の可能性が高まる、というものがあ
ります。
毎月の料金が2割UPするのはご負担ですが、
でもご安心ください。
もしこれで調査が省略できなかった場合で
も、うちが通常いただいている報酬18万
はいただかず対応させていただいておりま
すので。」
通販番組のトークのようですが、これを全
てのお客様にやるわけにもいきません。
この意見書(税理士法33条の2の書面)
は私達がお客様の決算・申告をより強く裏
付けて保証するような位置づけも持つため、
資料が期限通りにうまく揃えられないとか、
納税意識が安定していない場合には難しい
からです。
なので、どちらかというと、前述の通り、
聞かれたら奥から出してきてご説明する、
という対応を続けてきました。
よって、導入割合はうちで20%~30%
程度でしょうか。
全国的に見ても法人税で約10%(令和5
年度)だそうです。
会計事務所間でも温度差があって、積極的
に推進する事務所と、手間と責任がかかる
割に料金が取れないからなるべくやらない、
という事務所とがあるようです。
とはいえ、どうせなら、と最近はもう少し
積極的に展開するようにしました。
決算のご報告の機会をとらえてお話をした
りするようにしただけですが、なんだもっ
と早く言ってくれればよかったのに、とす
ぐにご用命いただくこともあります。
たしかにもっと早く言えば良かった、と思
い直し、進めているところです。
■まとめ
___________________
一般に「書面添付制度」(税理士法33条
の2)と言われるオプションサービスを、
裏メニュー状態から格上げすることにした
お話でした。
■編集後記
___________________
Netflixで『新幹線大爆破』を観ました。
過去の同名の大ヒット作の要素も受けた本
作を観ることにしたのは、先日発表された、
日経MJヒット商品番付にランクインし、
どうやら世界でもヒットしているらしい、
ということを知ったからでした。
劇場公開レベルのキャスト・規模・世界観。
評判通り面白いと思うだけでなく、作品の
背後というか前提にあるJRや警察・消防、
その根幹にある国全体として技術力・組織
力を改めて実感し、しみじみとした感動を
覚えました。
1人あるいは少数のヒーローや特殊能力を
持つチームが一般大衆を尻目に大活躍。
そんなマンガやアニメ・映画は山ほどあり
ますが、それとは一線を画したNHK『プ
ロジェクトX』的な感動と言えるかもしれ
ません。
この技術力・組織力の片鱗は、実は私、4月
にも目撃しています。
JR田町駅周辺・大規模線路切替え工事。
一部運行中の山手線内回りから見た現場は、
ものすごい数の作業員、車両、重機を線路
上に配置して粛々と進んでいました。
https://raillab.jp/news/article/32856#google_vignette
そして当日夜のニュースで予定通りの完了
を知る。
すごいぞ!
本作もそうした技術力・組織力の上にきれ
いに成立した作品でした。
新幹線が秒単位で、時速200キロ超でも正確
に運行されているからこその緊張感とスト
ーリー。
そこでは多くの人が自分の技術・知識・熱
意をもって、持ち場でベストを尽くしてい
ました。
もちろんフィクションですが、JR東日本
全面協力の下、同じことが起こったら想定
される体制だそうです。
格好良い!
皆さんも御覧いただくと良いと思います。
自分も仕事を頑張るぞ、と思うとともに、
自分以外のすべての日本の人達が、それぞ
れの持ち場で成し遂げている仕事に改めて
思いを馳せ、なにか誇らしい気持ちになる
かもしれません。