第77回 社長列伝(3)潜入捜査官
- レポート
- 2011.11.29
お客様の中にはびっくりする経歴やエピソードをお持ちの方が少なくありません。
今回はその3回目として、最近の重い空気とは無縁のお話を。
お客様の事務所で税務調査に立ち会った時のお話です。
調査官が英文の書類を見つけました。
一枚紙の賞状のような体裁になっていて、最後にサインが書かれています。
むむ?
「社長これは何でしょう?」
調査官が聞きます。
あぁこれですか。
社長が説明してくれました。
・自分は若い頃にアメリカの西海岸にいた。
・一時期地元警察に属して仕事を手伝うことになった。
・内容は現地に進出している日本企業への潜入捜査官
・現地ではcover(カバー)と言ったが、日本人の方が疑われにくいので就職して内部に入って情報収集していた。
・この書類はその任命証書です。
はぁ。
アメリカではそんなこともするんですねぇ。
調査官も私もびっくりしてしまいました。
よく考えれば日本の公安警察も同じようなことをしているのだと思いますが、一般企業は対象外でしょう。
でも日本の税務調査にこのような制度が採用されたら、徴税率は上がると思いますが、社内がよそよそしくなってしまうかもしれませんね。
想像するだけなら面白いですが。。。
「今度入った○○さんは怪しくないか?」
「△△さんの紹介というから大丈夫じゃない?」
「でもその△△さん自体××だからなぁ」
「そう言えばたしかにこの間△△さんが・・・」
という感じで。
今回は肩の力を抜いたまさに余談としてお届けしました。
お客様にはこの他にも多様な方々がいらっしゃいますが、また次の機会に。
*********************** まとめ *****************************
「まとめ」というか社長は今・・・
アメリカで映画人になる夢を置いてきて、日本で旅行業をされています。
ただ、その傍らで今は知り合いの映画監督と被災地を撮って回っているとのこと。
避難所にも実は2種類ある。
とか色々伺いました。
*********************** あとがき ***************************
お世話になっている俣野成敏さんが本を出されました。
プレジデント社のプロフェッショナルシリーズの1つとして。
プロフェッショナルサラリーマン
プロ=それで金を稼ぐ人、と定義すればサラリーマンも皆プロフェッショナルであるはずですが、あなたはどう?
こうやって考え、自立すると良いよ。
というメッセージが特に若手サラリーマンに向けて投げかけられています。
なお、ここで自立するとは、起業するとか退職して独立するとか言う意味ではなく、プロとしてのプライドを持った会社員であろう、ということです。
それに照らしてみれば、恥ずかしいことに私の新人時代はまさにアマチュアだったなぁ。
そんな感じです。
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