第238回 職業人生の終盤
- レポート
- 2025.04.30
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「定年延長といっても、ありがたいことば
かりではないんですよ」
60歳を過ぎた別々の方々から、偶然にも
同じような話を聞く機会がありました。
理由を尋ねると、
これまでは、60を迎えた社員は役職を外
れ、給与は下がるものの、責任の軽い仕事
に就くというのが一般的だった。
ところが、最近は事情が違うとのことでし
た。
彼らによれば、肩書きはそのまま。
職責もそのまま。
にもかかわらず、給与は大幅に減少する。
【調査官の話】
私達は、お客様で実施される税務調査に立
ち会う際、一定割合で、「再任用の調査官
」に接します。
https://www.ascinc.co.jp/report/1225/
の4.にもある通り、
60歳を過ぎて、65歳までの間嘱託扱い
で過ごす調査官。
偉かった人が、かつての部下の下に入って
ノルマとは無縁に過ごします。
この60歳という基準が徐々に上がってい
るようで、ヒラの調査官として比較的のび
のびと仕事をする、ということが、少なく
とも先輩達ができていたようにはできなく
なっているようです。
先日お会いした調査官は、これまでであれ
ば定年を迎えた年齢にもかかわらず、肩書
きは「上席調査官」のまま。
役職は外れず、若手の事務官を従えて税務
調査。
責任もそのまま負っているにもかかわらず、
給与だけが減少する仕組みになっている、
と嘆いておられました。
【メガバンクの人の話】
その翌週。
事務所に来られたメガバンクの方も60過
ぎ。
まったく同じようなことをおっしゃってい
ました。
その方も、若手の行員を連れて来られてい
ましたが、打ち合わせの席で、やはり給与
と責任の不均衡について言及されていまし
た。
肩書もそのままで給与は減って、、、
とあまりにも似た話だったので、「先週会
った税務署の方を紹介しますから、二人で
一緒に飲みに行かれたらどうですか」と冗
談を言ったほどです。
高齢化が進む中、活躍する場は確実に増え
つつある一方で、このような歪んた状況が
あるのだと思います。
もちろん、若手に活躍の場を譲ることは重
要です。
しかし、単に年齢を重ねたというだけで、
これまでと同じ責任を負いながら、給与だ
けが下がるという状況は、本来あるべき姿
とは言えないのではないか。
男女間の不均衡は注目され、途上かもしれ
ませんが、是正しなければいけないと意識
されています。
また、少子化による若手への配慮も、初任
給の増額競争のようなものまで見られます
から、なかなかのもの。
じゃあ、職業人生後半の人達には配慮しな
くて良いのか?
私たちの事務所には、まだそうした年齢に
達する者はいませんが、今後の日本社会で
は、こうした課題に多くの人が直面するこ
とになるでしょう。
住宅価格や生活コストは年々上昇していま
す。
かつては、男性だけが60歳まで稼げば、
十分に家族を養うことができたかもしれま
せん。
しかし今は夫婦で共働き、しかも60歳で
はなく、65歳、さらに70歳まで働き続
けなければ、家計や、日本社会全体のコス
ト、人手不足を支えることが難しい時代に
なりつつあります。
住宅ローンを75歳まで借りている人は少
なくなく、中には80歳まで借りている人
もいるようですから。
DXやAIにより、こうした問題が緩和さ
れる可能性もあります。
それでも、これまでとは違う未来が訪れる
ことは間違いないでしょう。
私たち個人はもちろん、企業や国家として
も、これからの時代に向けた設計を真剣に
考えていくべき時期に来ているのではない
か、改めて思った次第です。
特に会社であればうちのように、影響を受
ける当事者がまだいない、あるいは少ない
うちに考えた方が良さそうです。
■まとめ
___________________
税務署とメガバンク
それぞれの方から、たまたま同じ課題を聞
きました。
■編集後記
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実は本稿、(1)Wordの前でしゃべる(2)
ChatGPTに整理してもらう(3)それを自分
で再編集、という流れで作成しました。
(1)はしゃべりっぱなしなので改行もなく、
言い間違い・音声認識間違いがありますが、
(2)では大部分修正されています。
とはいえ、そのままではまだ違っていたり、
補足が必要なので(3)自分で再編集して、
上記の完成版にしました。
私自身、ChatGPTのことをダメな奴だと言う
機会も多いのですが、このように助けられ
たりしています。
(1)Wordの前でしゃべってできた素材
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60歳を過ぎた別々の方々から同じようなことを言われました定年延長といってもねありがたいよって全然そうでもないんですよとのことなぜかというとこれまでの先輩たちは定年を迎える社員用と言って職責を外れ給料が安くなるけれども責任が軽いお仕事つくことが慣例だったそうなのですが今の人達は違うのだとこれは銀行の人それから税務署の人全く別の立場の方々から最近言われたことですその方たちは肩書き同じまま給料は犯人とまでは言わないけれどもそれに近い大幅な減少になるのだといっていました確かにそういったことはあるのかもしれませんたとえば税務署税務調査の機会において私たちは採用の調査官というものに一定の割合で立ち会うことがあります再任用の調査官というのは十年を迎えて役職を外れてこれまでであれば上席調査官ないしは統括国税調査官出会った人たちがまあいわば平野調査官として現場に出てくることになってるわけですその人たちはもっと部下である人の下に入って自由に調査を進めノルマもどうやら与えられて内容で自由にやっているようです例えばこのような平成から令和にかけての機会に立ち会った調査官もまさにそのような方でしたでも今はそのようなのんびりしたんです世界というものは少し先に行ってしまったようなのです先日お会いした調査官はこれまでであれば調査官とええ平野時間であると言う組み合わせだったところなのですが年上のかたの方は上席調査官でしたもう定年だというのにすでに定年であってこれまでであれば定年であった年なのに役職は外れず責任はそのままで給料減るのだとか少し投げいらっしゃいましたまた翌週にお会いしたメガバンクの方も方についても同じようなことがおっしゃってましたその方はやはり若手の後任の行員を連れてきて打ち合わせの席で同じようなことを言ってました2人とも似たようなこと言うので総合紹介して一緒に飲みに行ったらどうですかとふざけてお話したぐらいのところですこのように高齢化そして高齢化した後活躍の場というものは徐々に用意されているようではあるのですがまだ少し歪な状況があるのだと思います定年延長であればこれまでの給料が必ずしももちろん若手に活躍の場を譲るということは重要なことですが単に年齢を重ねたというだけでこれまでと同じものが給料だけ下がると言うような状況というものは本来少しおかしいのかなと言うふうに考えたところになりますまた私たちの事務所でもそのような年齢に達するもの人はいないのですが今後の日本社会においては同様の状況がお2人オークの人が直面していることになるのだと思います確かに住宅価格生活コスト全てにおいて高くなっておりますこれまでであれば男性が60歳まででに稼げば家族分を養うことができたのでしょうか現在は男女問わず夫婦で働いてそれも60でなくて65さらに70を目指して働いていかないとその過程さらに言うと日本社会全体においてコストをカバーすることはできない人手不足をカバーすることはできないという世の中になっていくのかもしれません一方でAIをはじめとするIT化の影響がある事ですからこれによって緩和される部分はあると言うことは考えられますがこれまでと違う未来と言うものについて思いを馳せて個人さらに言うと会社や国家もブランドデザインを考えていくべき時期なのかもしれません
(2)ChatGPTが整理したもの
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60歳を過ぎた別々の方々から、偶然にも同じような話を聞く機会がありました。それは、「定年延長といっても、ありがたいことばかりではない」ということです。理由を尋ねると、次のようなことを教えてくれました。
これまでの慣例では、定年を迎える社員は役職を外れ、給与は下がるものの、責任の軽い仕事に就くというのが一般的だったそうです。ところが、最近は事情が違うとのことでした。この話は、銀行に勤める方と、税務署に勤める方、それぞれ異なる立場の方々から伺った内容です。
彼らによれば、肩書きはそのままにもかかわらず、給与は大幅に減少する。もちろん「半分」とまではいかないが、それに近いほどの減り方だというのです。たしかに、そうした状況は実際にあるのかもしれません。
例えば、税務署の税務調査の際、私たちは「再任用調査官」と呼ばれる方々と接する機会があります。再任用調査官とは、定年を迎えて役職を外れた人たちで、かつては上席調査官や統括国税調査官といった役職にあった方々です。そうした方々が、いわば「平の調査官」として現場に戻り、部下である若手の指揮の下、自由に調査を進めているように見えます。ノルマも課されず、比較的のびのびと仕事をしている印象です。
実際、平成から令和の時代にかけて、私が立ち会った調査でもそのような再任用調査官がいました。ところが、最近はそのような「のんびりとした」働き方も変わりつつあるようです。
先日お会いした調査官は、通常であれば定年を迎えた年齢にもかかわらず、肩書きは「上席調査官」のまま。役職は外れず、責任もそのまま負っているにもかかわらず、給与だけが減少していると、やや嘆いておられました。
また、翌週にお会いしたメガバンクの方も、まったく同じようなことをおっしゃっていました。その方は、若手の後任行員を連れて来られていましたが、打ち合わせの席で、やはり給与と責任の不均衡について言及されていました。
あまりにも似たような話だったので、「お二人を紹介して一緒に飲みに行かれたらどうですか」と冗談を言ったほどです。
このように、高齢化が進む中で、高齢者が活躍する場は確実に増えつつあるとはいえ、まだまだ歪な状況も多いのだと思います。
定年延長の制度があっても、これまでの給与がそのまま維持されるわけではありません。もちろん、若手に活躍の場を譲ることは重要です。しかし、単に年齢を重ねたというだけで、これまでと同じ責任を負いながら、給与だけが下がるという状況は、本来あるべき姿とは言えないのではないでしょうか。
私たちの事務所には、まだそうした年齢に達する者はいませんが、今後の日本社会では、こうした状況に多くの人が直面することになるでしょう。
確かに、住宅価格や生活コストは年々上昇しています。かつては、男性が60歳までに十分稼げば、家族を養うことができたかもしれません。しかし今は、男女を問わず夫婦で働き、しかも60歳ではなく、65歳、さらに70歳まで働き続けなければ、家計や、日本社会全体のコスト、人手不足を支えることが難しい時代になりつつあります。
一方で、AIをはじめとするIT化の進展により、こうした問題が一部緩和される可能性もあります。それでも、これまでとは違う未来が訪れることは間違いないでしょう。
私たち個人はもちろん、企業や国家としても、これからの時代に向けた「ブランドデザイン」を真剣に考えていくべき時期に来ているのではないかと、改めて思った次第です。