(メルマガ)負けたかも

  • レポート
  • 2017.05.15

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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント

─────────────── 第189号

多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。

なお、筆者執筆中の(株)ASC・中村会
計のHPのASCレポート
(http://www.asc-report.jp/)との関係
は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:負けたかも
■まとめ
■編集後記
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最近、負けたかも、と思ったことがありま
した。

自分では、常識にとらわれないよう、あれ
これ斬新なことをやってきたつもりでした

しかし、自分もまだまだだな、と。

というのも先日、税理士法人さんがお客様
になってくれました。

簡単に書いていますが、私たちにとって完
全な同業者です。

会計処理や税務申告をアウトソースしたい
とのこと。

クライアントさんの会計処理ではなく、そ
の税理士法人さん自らのものをです。

もちろん守秘義務が適用されますから、知
っても口外しません。

しかし、会計処理や税務申告をお任せいた
だく以上、その関与先や売上、先生方・ス
タッフさんの給与まですべてわかってしま
います。

さらには、当然ながら利益や税金の額まで
もです。

ホームページからお問い合わせいただいて
、真意を測りかねたので直接代表の先生に
伺いました。

私にとっては十分に年下の、30代前半の
公認会計士・税理士の先生です。

率直に
・嫌じゃないんですか?
・本気なんですか?
と。

すると、自分の事務所はこれこれの分野で
お客様対応しており、特に自社の会計処理
や税務申告にリソースを割くことは重要と
は思っていない。

外に任せてしまえば無駄に経営情報を所内
でさらすこともないので気楽だし、とのこ
と。

特に気負った風でなく、とても自然な感じ
でお話をされました。

もし自分が完全にその立場だったとして、
こんな意思決定はできただろうか?

たぶんできなかっただろう。

そう思うとなんだか負けた気がして、正直
にそう言ったら笑っていました。

事務所の規模としては、単に長くやってい
ることもあってこちらが大きいのですが、
今回は完全にやられたので、うかうかして
いられないな、と思いました。

特に今週は、お客様以外にも多くの経営者
の方々とお会いする機会が多く刺激を受け
ました。

常識にとらわれず、私も頑張ります。

■まとめ
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常識を疑え

■編集後記
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実は、本稿とはほぼ正反対のことも最近起
こりました。

先日5年ぶりくらいに公認会計士の補修所
仲間と飲み会をしたときの話です。

ちなみに補修所仲間とは、会計士合格者は
、翌年1年間「実務補修所」というところ
に集められ、同期と一緒に週3で勉強する
のですが、その時同じ班だった人達のこと
です。

8人がそろって、年齢は私と同じくらいか
ら5~10歳上までそれぞれ違うのですが
、久しぶりに会った同期生として、楽しく
お話をしました。

当然今何やっているんだ?という話になり
ます。

だいたいの人は監査法人をやめて独立した
り、民間企業の経理部長になったり、大学
の講師をしたりしています。

ただ、先生商売なので必ずしもお客様であ
る社長さんたちと同じようなマインドを持
っているわけではありません。

そのため、コインランドリー、ソーラー、A
irbnbといった、お客様達に受けるような話
も、初期投資額を言ったら引かれたりして
しまいました。

このメルマガで書くようなことを言っても
(たとえば、住宅ローンは繰上返済するな
、とか)理解されないかも、と気を遣って
いるうちに、自分は同業者の中では結構変
わっているんだなと、うすうす気づいて
いたこととは言え、改めて感じました。
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