(メルマガ)便利なサービス+反省

  • レポート
  • 2017.12.15

便利なサービス+反省

今でこそデジタル全盛ですが、私の子供のころから社会人になって数年ぐらいまでは紙焼きの写真ばかりで、それをアルバムに収録するというのが一般的でした。

なので、私自身のものもそこそこありまして、普段見ることもないので邪魔だなぁと思っていました。

そこでアルバムのスキャンサービスに出してみることに。
丸ごとデジタルデータ化してくれるサービスです。

探してみると色々あって、ベトナムでやるから、時間はかかるけど丁寧で安いです、というものもありました。
ただ、輸送中に紛失して代わりにクオカードが500円送られてきた、というのも嫌だな、とフジフィルムがやっているサービスを利用することに。

http://fujifilmmall.jp/conversion/scan_album/

意外に早く、半月ほどで戻ってきました。

ちゃんとできています。
1冊1冊、紙の小冊子(小さい写真で収録内容を一覧できるカタログのようなもの)を添えてくれて、デジタルデータはDVDに入って、ページ全体、1枚ずつ、すべてを1つの動画にしたもの、テレビでも見られるバージョン。
至れり尽くせりです。

大きな段ボール3箱分が、小さなエコバックに入るくらいになりました。

じゃあ少しチェックしてみるか、とパソコンで中を見始めました。

最初は何気なく始めたのですが、だんだんと気が重くなってきました。
無邪気にやっていた小学校くらいまでは良いのですが、その先くらいから。

皆さんも多少はあるのでしょうが、私は、高校、大学、大学院、社会人、と本当に自分勝手に生きてきました。
別に非行に走ったとか、家庭内で暴力を振るった、とかではないのですが、まさに自分ファースト。
気に入らないことがあると全部人のせい、というくらいに考えていました。

みんなよくこんな自分の相手をしてくれていたな、としみじみ思います。

友人、先輩、後輩や彼女、社長や上司や職場の同僚、取引先の方々。
加えて、親兄弟や親せき。

普通はここで感謝の気持ちを前向きに表せば良いのでしょうが、もう少し後ろ向きな反省というか、なんか本当申し訳なかったな、という気持ちです。

かなり前、作家で元東京都知事の猪瀬さんが、テレビで聞かれていました。
「若い頃に戻りたいですか?」
それに答えて、
「いやぁ、いいです。若い頃は恥ずかしいことをたくさんしてきましたから。」
と言っていました。

同感です。
単に表に現れなかっただけのものも含め、具体的にどこが、というと、1つ1つは細かい取るに足りないことかもしれませんが、当時考えていたこと、やっていたこと、を思い出すと、恥ずかしい限り。

たとえば、写真の中には、社会人になっての海外出張のものもありました。
コンサル会社にいたときのワシントン出張。

その中で日米の気象機関(米国NOAA、日本の気象庁)同士の打ち合わせの議事録を取るというミッションがあり、
英語も気象もろくに理解しない私は、気象庁の方のお力も借りてなんとかかんとかクリアしました。

その当時は、やれやれひどい目にあったな、と思っていました。

しかし、よく考えると、ひどい目にあったのは、その気象機関の人たちです。
そんな使えない若造に担当されてえらい迷惑だっただろうな、と。

当時は被害者くらいのつもりでいた事実も、今考えると自分が加害者だったとわかるわけで、
若い頃は恥ずかしいことをたくさんしてきた、というのは誇張でもなんでもありません。

最近はましになってきたはずですが改めて反省し、私と関わって良かった、と人から思われるよう、ちゃんと生きていかないといけません。

 

さて、冒頭に戻って、返ってきたアルバム。
赤ん坊の頃の最初の1冊は母が作ってくれた手作り感があってなんとなく捨てられないので、それ以外の分は、言ってみれば単なる画像(要はデータ)、デジタルがあれば足りるので、一緒に挟まっていた記念品的なものを少し外したりはしますが、全部捨てています。
1冊あたり結構重いので、ちょっとずつ。

そして、それと一緒にちょっとずつ気分もすっきりしています。

 

今回ご紹介したサービス自体は便利なので、おすすめです。
ただ、過去を負の部分も含めて思い出しかねないので、その点ご注意ください。

 

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便利なサービスありました。

ただ、過去を思い出すのでご注意を。

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先日、家族で私の実家に帰りました。
掘りごたつになっていて、なかなか快適です。

おじいちゃんおばあちゃんは孫の世話をしてくれますし、私も実家のパソコンの調子を見てあげたりとあれこれやっておりました。
一緒に連れて行った犬も外に散歩に連れ出したりしたので、妻だけは朝からこたつにずっと入っていることに。

そんな妻が夕食前に一言。
「私、ずっと座っていたからエコノミークラス症候群になったりしないかな。」

え、大丈夫じゃない?

でも、旦那の実家でエコノミークラス症候群を心配する嫁ってなかなかのもんだな、と我が妻ながら感服しました。