第179回 テレワーク再考

  • レポート
  • 2020.05.31

テレワーク、どの会社も一生懸命やってい
ますね。
うちもです。

ただ、今回のような疫病蔓延時が過ぎれば
、在宅勤務率をアピールに使うような風潮
は是正されると思います。
というかされるべきだと思っています。

こんなこと皆でやっていたら、新人を育て
たり、困っている仲間を周囲の人が助けた
り手伝ったり、ができなくなります。

リモートでやれます。
そうかもしれません。

・・・そうですか?

誰が何で困っているのか、皆で在宅勤務を
していて本当に分かるでしょうか。

一緒にいれば
・手が止まっているな、
・お客様と深刻そうな電話をしているな、
・〇〇さんが〇〇さんのところでずっと話
し込んでいるな、
・なにか慌てているな、
・表情が硬いな
がわかります。

悪いことだけでなく、
・前はおどおど電話に出ていた〇〇君が自
信を持ってお客様と話しているな、
・部下や後輩に対してしっかりと指導して
くれるようになったな、
とか良いことも分かります。

社内で飛び交うものにはたくさんの情報と
信号があるのです。

 

5月末は3月決算の申告期限、
トラブルになりかねないテーマを抱えてい
るお客様からの着信。

手元のビジネスホンのディスプレイにはそ
れが表示されるのですが、在宅に転送され
てしまうとその先何を話しているのかわか
らない。

心配。

今、まさにそんな経験をしています。

トラブルの端緒をつかめば、近くの余裕の
あるメンバーで手分けして対応に当たれま
す。
それはベテランかもしれませんし、初めて
その案件に接する新人かもしれません。

どのような立場でも、いつもと違う業務に
当たって視野・経験が広がります。

しかし、そうした人達もそろって在宅勤務

自分の担当会社は終わって家でのんびりや
っている人もいるでしょう。

何のために同じ会社で働いているのかわか
りません。

自分は誰の世話にもならない
それなら良いのかもしれません。

でも、最初からそんな人はいませんし、ず
っとミスなく強くあり続けられる人もいる
のかもしれませんが、私は見たことありま
せん。

マネジメント側も、今本当に使える人だけ
を使っていれば良い、と割り切ればそれで
良い。

コロナ下のテレビ番組は一部そんな感じに
なっていますね。
既に売れている人だけを少人数集めて成立
させています。

バラエティー番組の定番だった、ひな壇で
ガヤガヤ言って盛り上げたり、滑ってイジ
られたりする若手がいません。

彼らは、(その中から将来売れる人が出て
くるのでしょうが)少なくとも今は使える
人ではないから切り捨てられています。

テレワークを徹底した世界は、結局はこん
な状態なのではないか。

結果オンリー。

要は、自ら価値を提供し続ける自信がある
人にとっては快適かもしれない世界。

テレワークは単なる手段なのに、それを目
的化するのは疫病蔓延下だけにすべきだと
思います。

そもそも、自分で仕事をマネージできない
修行中のような人まで在宅勤務をするのは
、会社だけでなく、中長期的には成長や経
験、業界によっては見い出されるチャンス
を失う本人にとっても害が大きいと思いま
す。

うちの事務所のレベルが低いだけなのかも
しれませんが、
在宅勤務率を無駄に誇らない。
でも、やろうと思えば100%にできる能
力があって、緊急時に即応できる。
そんな組織であるべきなのかな、と思って
います。

 

■まとめ
___________________

在宅勤務率を無駄に誇らない。
でも、やろうと思えば100%にできる能
力があって、緊急時に即応できる。
そんな組織であるべき。
と私は思っています。

■編集後記
___________________

本文の私の意見、古い考えだな、と思われ
るかもしれません。
将来見返したら間違っているかもしれませ
ん。

「間違っているかもしれない」は、半ば本
気で思っている面もあります。
というのも私が社会人になったばかりの頃
、急速に職場にパソコンが入ってきました

それを見た上司。
「皆モニタばかり見て、ちゃんと仕事をし
ているかどうか分からん」と言っていまし
た。

私ももしかしたら、今それと同じレベルの
ことを言っているだけなのかもしれません。
__________________

メールマガジン「成功の研究」

☆発行責任者:中村健一郎
☆公式サイト:http://www.ascinc.co.jp/
☆問い合わせ:info@ascinc.co.jp
☆バックナンバー

ASCレポート