第190回 寄附の効用?
- レポート
- 2021.04.30
以前、少々寄附をしている話を書きました。
ただし、自分に回り回って返ってくること
を期待した不純な動機から、というもの。
>私も何年も前に成功本のような本で読み、
>さらに1年ちょっと前、より具体的に書い
>てあったので、以来実践しています。>年収の1%は寄附をして流れをよくしよう、
>と。>見返りを求めない寄附をする。
>(だから、ふるさと納税のようなものはカ
>ウントの対象外。)>しています!
>もちろん、教育の機会を満足に得られない
>こどものため、、とかあれこれ良いことは
>考えていますが、その背景にある動機は、
>社長に劣らず、きわめて不純です。>まだ始めて1年ちょっと。
>今のところ千万単位のオカネを日常的に動
>かしていませんし、億単位のオカネを持っ
>ているわけでもありません。>皆さんも、もう少し私の様子を観察してい
>ただき、いずれ私の羽振りがよくなったら
>、真似してみてください。
では、その寄附先をどう選んでいるのか。
まず、上記の通り、私自身は、日本の子供・
若者にはチャンスが等しく与えられると良い
なと思うので、それを支援する団体を選定し
ています。
世界平和とか願えば良いのでしょうが、日本
と日本人が大好きなので。
なので、たとえば「世界には内戦で食いっぱ
ぐれた難民たちがたくさんいます」
とかいう話には、
たまに対応することはあっても、
「自分達が勝手に戦争やっているんだから自
分でなんとかしなさい」、
と、基本スルーしてきました。
そのため、UNCHR(国連難民高等弁務官
事務所)やユニセフに対しても少々冷淡な反
応をしてきたのですが、ある時それを反省し
ました。
ユニセフが戦後の日本に少なからぬ支援をし
てくれたことを知ったからです。
昭和19年生まれの母はまさに戦後に育ち、
学校の給食では、まずい脱脂粉乳が出た、と
何度か聞きました。
じゃあその脱脂粉乳は誰がくれたのか?
https://www.unicef.or.jp/library/pres_bn2002/pres_02_18.html
当時の日本は自分で子供たちに満足にご飯を
食べさせてやれなかった。
言い分はあっても、世界からすれば勝手に始
めた戦争なのに、そこで世話になったわけで
す。
自分は恩知らずだった。
反省して、ユニセフ・マンスリーサポート・
プログラムなる定額寄附のプログラムに参加
することにしました。
実はこんなことをやっているうちに気づいた
ことがあります。
当初の「寄附を通して自分の年収アップ」は、
おまじないではなく、それなりのメカニズム
があるのだと。
なぜなら、年収の1%を寄附する、というル
ールを維持する場合、
ここに寄附するには年収をあと〇万増やさな
ければならないぞ、という思考になるからで
す。
要は、最初は私利私欲のはずが、いつのまに
かそれ以外の理由で頑張る気になる。
税金も広い意味では同じなのでしょうが、
なかなか「税金を払うために頑張るぞ!」と
はなりません。
寄附の場合は自分が主体的に選ぶからなので
しょう。
以上、成功本に書かれているような、
寄附→年収アップ、
にはそれなりのメカニズムがあるようだ、と
いう発見をご報告しました。
■まとめ
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寄附→年収アップ、にはそれなりのメカニズ
ムがあるようだ
■編集後記
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たまに触れることがありますが、このメルマ
ガは両親も読んでいます。
前回のメルマガ「おすすめには乗る」につい
て、
お母さんがあれを見て文句を言っているぞ、
と父から。
「え、なんで?」
と聞いたら、
「偉そうに書いているけど、私のおすすめと
か全然聞かないじゃないか」
とのこと。
たしかに。
実家に家族で帰ると母は、
「あそこにきれいな花が咲いたから皆で見に
行こう」
とかよく言ってくるのですが
「えー、いいよ。」とパスすることも多いの
です。
この場を借りてお詫びします。
この連休は帰りませんが、元気で過ごしてく
ださい。