第235回 高い方
- レポート
- 2025.01.31
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これまで多くのことを見聞きし、実感して
きたこと、要は「わかったこと」の1つが
「高い方が得する」(あるいは損しない)
ということです。
それを実感するに至ったエピソードをいく
つか。
過去にアンティークコインのオークション
に連れて行ったもらったことがあります。
https://www.ascinc.co.jp/report/1942/
その時言われたのは、
5万のものを10枚買うなら、50万のものを1
枚買った方が良い。
50万の方が上がるから、でした。
本当は50万ではなく500万の方が良いのだけ
ど、とも。
お客様が買われる車を見ていても、
1,500万の車が2,000万になることはありま
すが、150万の車は50万になります。
時計もそう。
100万を超えるものは簡単に倍になりますが、
数万までのものはゼロになります。
ゴルフ会員権もそうです。
お客様が数年前に1,500万で買われたものが
最近5,000万を超えました。
一方、数万、数十万のものが大きく値上が
りすることはありません。
わかりやすいものばかり例示しましたが、
これをご覧になって、
「そうかもしれないけど全部ぜいたく品で
しょ。
自分には関係ない。」
と思われたかもしれません。
ぜいたくかどうかはともかく、これらがオ
カネがあっても買えないことがある「希少
性」により生じている現象であることは確
かです。
つまり、多くの人にとって無関係といえば
無関係。
でも、同様の性質を持ち、多くの人に関係
するものがあります。
それが住宅・マンションです。
不動産も一般に
「高い方が得する」
(あるいは損しない)
という性質を持つからです。
やはりこれも同じものは2つないという「
希少性」が影響しています。
なので、このことを考慮に入れて住宅を考
えた方が良さそうです。
たとえば、若い共働き夫婦に次の2つの選
択肢があったとします。
(A)
不便な所にある古い(超)格安中古物件を
買って、それ以上の金額(たとえば1千万
超)をかけてリフォームする。
(B)
駅近の(中古)マンションを数千万で買う。
明らかにAが安く済みます。
無理がないし自分好みにできる。
それに比べてBは負担が大きく、たいして
手を加えられない。
短期的に考えればAが良いかもしれません。
でも10年後に引っ越す必要が出てきたら
どうでしょう?
子供の教育、転勤、介護、はたまた離婚。
10年後にはなくても15年後にはあるか
もしれません。
そのとき、AとBはどうなっている可能性
が高いか。
「いくらだったら買い手がつくだろうか?」
「この場所に同じものを建てるのにいくら
かかるだろうか?」
と考えれば答えが出ます。
もちろん、住宅はライフスタイルそのもの
ですから損得だけで決めるものではありま
せん。
また、いくら高くても誰もほしくない家を
作ってしまったら違う結論になりますが、
この法則というか現象はやはり気に留めて
おいた方が良いと思います。
以上です。
ただ、上記はすべて私見。
「あなた個人の意見ですよね?」と言われ
たら堂々と「はい」と言うレベルのものな
ので、参考程度にしてください。
■まとめ
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高いものの方が得する(損しない)ものが
ある。
■編集後記
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第二次トランプ政権がスタートしました。
トランプさんは『金持ち父さん貧乏父さん
』のロバート・キヨサキと本を出していて、
ずっと昔ですが、図書館で見つけて読んだ
ことがあります。
『あなたに金持ちになってほしい』
https://www.amazon.co.jp/dp/4480863818
昔の私が(いや今の私も)喜んで読みそう
なタイトルです。
中身はすっかり忘れましたが、不動産王と
して登場している当時から品性とか高尚な
ものは一切なかった気がします。
それがまさかアメリカ大統領に2回もなる
とは。