第85回 不安は×

  • レポート
  • 2012.07.30

経営者が社員に与えるものとして、不安は×不満なら○

会計業界の大先生がいらっしゃいますが、以前このようなことをおっしゃっていました。
実務家として活躍されていますので大変多くの会社を見ていますし、ご自身も大事務所を経営されていますから、かなり参考にして良いお話だと思います。

要は、社員は処遇や職場に多少の不満はあってもなんとか仕事をしてくれるが、不安を与えたらそうはいかない、ということです。

私もその通りだと思います。

でも、働く立場から考えれば当然ですね。
どんな職場にも多少なりとも不満はあるもの。
不満とうまく折り合いながら仕事をしますが、こんなところにいたらヤバイ、と不安に思ったら仕事どころではありません。

先日、移転後の新事務所で初のセミナーを開催しました。
経営者向けだったのですが、そこで上記の話を紹介したところ、共感された方が多かったようです。

社員や部下をお持ちの、またはその予定の方はこの点に気をつけることが必要です。

*********************** まとめ *****************************

不安は×不満なら○

*********************** あとがき ***************************

先日子供を休日の救急外来に連れて行きました。
事前に少々慌てながら電話で状況を伝えるのですが、当番医から
「じゅしょうきいんは何ですか?」と聞かれました。

ジュショウキイン?
はぁ?

聞いているうちにどうやら「受傷起因」と書くことがわかりました。
漢字を見ればわかりますが、電話口で素人に言うのはどうでしょう。
(幸い病院に行ってからの対応はちゃんとしていただきましたが)

ただ、人の振り見て我が振り直せ。

先日自分も電話でお客様と話していて、ソンキンフサンニュウ(損金不算入)と言って相手がピンと来ていないことに気づき、慌てて言い直しました。

専門用語は極力使わないように気をつけていたつもりですが、今後はいっそう気をつけようと思った次第です。
相手が理解している場合には専門用語は便利ですが、そうでない場合は不快感すら与えますから気をつけないといけません。