(メルマガ)手数(てかず)を出す

  • レポート
  • 2009.10.15

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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント

────────────────第7号

多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。

なお、筆者執筆中の(株)ASC・中村会
計のHPのASCレポート
(https://www.ascinc.co.jp/report/)と
の関係は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:手数(てかず)を出す
■まとめ
■編集後記
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■手数(てかず)を出す
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私が見ていて、業界を問わず決定的に存在
する、成功する社長の共通点があります。
(少し後ろ向きに言えば、失敗しない社長
の条件です。このスタンスの社長の経営す
る会社は、属する業界が窮地に陥っても平
然としています。)

それは「手数(てかず)を出す」というこ
とです。

よくボクシングの試合で、「もっと手数(
てかず)を出さないとダメですね」という
あれです。

これがビジネスの世界では、
・今の商売はこうするともっと儲かるんじ
ゃないか?
・この商品はいけるんじゃないか?
・この販促は当たるんじゃないか?
・あの商売は儲かるんじゃないか?
ということを考えて実行してみることなの
ですが、成功している社長は、自然体でや
っています。

そして、やってみたうちのいくつかが外れ
、いくつかが当たって会社の軸となり、時
には大当たりして成長の原動力になったり
しています。

事前に一撃必殺を狙うよりも、トライアン
ドエラーで最適解に近づくスタンスです。
その方が圧倒的に成功確率が高いのです。

ここで重要なのは、考えることはもちろん
ですが「やってみる」ことです。
当たり前ですが考えるだけでなく、実行し
ないといけません。

成功事例を見て、同じことは自分も考えて
いたと思ったとして、そのときに得られる
ことはほとんどありません。
(もちろん、次は自分が!と強く思うきっ
かけになればムダではありませんが)

生物も、特定の種が環境変化に正確に対応
して進化してきたというよりも、いくつも
のバラエティーができて、その中で最も適
合した種が残ってきたというのが現実のよ
うです。
ビジネスの世界でも手数(てかず)を出し
て、生き残る候補となる種を用意していく
べきなのです。

いけそうだな、と思ったら(もちろんしっ
かりと考えて)やってみることです。

人生は1回しかありません。

■まとめ
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・「いけそうだ!」と思うことはやってみ
る。
・人生は1回しかない。

■編集後記
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『会計人コース』(中央経済社)という月
刊誌に3号連続(10月5日発売の11月号~来
年1月号)で管理会計論の連載をしていま
す。
図を多用して分かりやすく、とやっていた
ら、先方指定よりも原稿量が多くなって心
配していたのですが、誌面では見事に無理
なく納まっていました。
行間を微妙に変えたり、図の位置を調整し
たりしてくれたようなのですが、さすがプ
ロです。

どこの世界にもプロはいるんですね。
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