第172回 夢を描く

  • レポート
  • 2019.10.31

 

今回は、「成功の研究」らしいテーマで。

自己啓発本、成功本、というジャンルの本
があって、
そこには、夢や目標の実現には、それを「
紙に書いて貼るべし」とよく出てきます。

ですから
「来年度売上○億円突破」とか紙に書いて
掲げておくことはかなり意味があるようで
す。

その次くらいに出てくるのが、「実現した
いこと、手に入れたいものを具体的にイメ
ージするべし」というもの。

手に入れたいものが
・クルマであればその写真を貼る。
・オカネであれば預金通帳に一桁ゼロを書
き加えてみる。
等々ですが、非科学的な印象が強く、正直
信じて良いのか戸惑います。

その流れの中で、
「実現した状態を絵に描くとさらに良い」
というものがありました。

騙されたと思ってやってみろ、
将来それは実現しているから、と。

当時、似たような本をいくつか読んでいた
ので、どこに書いてあったか忘れましたが、
実際にやってみました。

馬鹿だと思われたらいやなのでこっそりと。
本当は堂々とやって他の人に見てもらうく
らいが良いそうです。

10年以上前、
まだ事務所には5、6人くらいしかいなか
った頃のことでした。

将来オフィスには何十人かいて、、、とか
考え、こんなオフィスでもっと大人数で働
けると良いな、と思いながら描きました。

机を2個×4列=8個ずつ島にして各机の
上にはモニタがこんな風にならんでいて、
自分だけはそこに一回り大きな机を横付け
して。

窓との関係や通路はこんな感じかな。
ここらに観葉植物は必要だろう。
コピーやFAXはこうかな、、、とか。

それから時を経てどうなったか。

今働いているオフィスは、ほぼその通りに
なっています。

本に書かれていた通り、気づくと確かに実
現していました。

あれは本当だったのか。。。
と思うと同時に
であれば、もっと大きなことを描いとけば
良かった、とも思います。

当時は大きい絵を描いたつもりでしたが、
逆に言うと、そこで自分に枠をはめたので
しょう。

そう思うのは、実は先日、
自分と同じ頃、というか自分よりちょっと
後に開業された同業の先生の活躍を改めて
知る機会があったからです。

大阪で始めたその先生の事務所は、今は東
京を含む国内に複数拠点を構え、最近8百
人を超えたとのこと。
国内10位以内に確実に入る規模です。

他のトップ10事務所は、国際会計事務所
グループの日本部門だったり、創業40周
年、50周年だったりする中、ゼロから1
5年程度で作ったわけです。

その先生の描いた絵が、私と全くスケール
が違っていたことを知りました。

残念ながら、私にはそこまでの絵は描けま
せんでした。
「規模だけじゃない」とは思いますが、や
ろうと思えばすぐにできる人が言わない限
り、それは単なる言い訳です。

ということで、先日改めてまた絵を描いて
みました。
実現しても到底10位以内に入ることはな
いですが、こうあると良いな、というもの
を。
果たしてまた5年後、10年後に実現して
いるのでしょうか。

皆さんも騙されたと思って描いてみると良
いと思います。
将来働いていたいオフィス、なっていたい
自分、住んでいたい家、等々。

夢は、描いたあたりで実現する気がします。

逆に言えば、最初から無理と思ってしまっ
て、あるいはそもそも思いつかないレベル
・スケールにあって、自分で描けない夢は
実現しないのでしょう。

■まとめ
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絵に描ける夢は実現する。
(実体験で検証済み)

■編集後記
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小6の息子が、本番まで約3カ月に迫った
中学受験の勉強中です。

昭和の田舎の小学生だった私は当時、世の
中に近所の公立中学校以外に選択肢がある
ことすら知りませんでした。

ですから、今でも初めて知ることが多く、
新鮮でもあります。

傍から見ると本当にどうでも良い話なので
すが、その世界に踏み入れると、漂う熱意
は相当なものだということも理解しました。

ただ、多くの経営者の方と話すのは、学校
がどうとかよりももう少し先の話。

子供にはどんな仕事をやると良いよ、って
言うべきなのだろうか、ということです。

サラリーマンになるとしても、どんな業界、
仕事が良いと言えるのか。
今は良くても将来は分からないよね、と。

ほんの一握りしか活躍できないYouTuberや
お笑い芸人は避けた方が良い、とかは言え
ても、じゃあ何を勧めるのか?

自分の関わる業界も踏まえて考えるのです
が、結構難しいですね、と言っています。

いずれ改めて1つの大きなテーマとして取
り上げるべきかもしれません。

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